会長挨拶

時代の要求に即しながら業界の社会的使命を追求します。

この度、理事各位のご推挙を賜り、令和7年5月からの2年間、会長という大任を仰せつかることとなりました加藤浩輔でございます。理事歴が10期20年でありますので、役員歴が一番長いというところかなと思いますが、その責任の重大さに身の引き締まる思いであります。歴代の会長の皆様が築いてこられた協会の伝統と信頼を損なうことのないよう、誠心誠意、職責を全うする所存でございますので、どうぞよろしくお願い致します。

当協会は、長年にわたりビルメンテナンス業界の健全な発展と快適かつ安全な環境の維持、形成に寄与して参りました。建築物の快適性・安全性・環境衛生を支える極めて重要な分野であり、その環境を提供し続けているのが、私たちビルメンテナンス業界であり、社会的な責任も年々高まっています。

そして、今日、業界を取り巻く環境は急速に変化し、労働力不足、賃金、物価の高騰、DX(デジタルトランスフォーメーション)への対応、さらには、環境問題への配慮、SDGsへの対応など、多くの課題に直面しています。このような中、協会が果たすべき役割はますます重要になっており、会員企業の皆様の声をしっかりと受け止め、業界の健全な発展と社会的地位の向上に努め、協会の使命を頑なに追及して参りたいと思います。

さて、会長として当面、目指す事は3つです。一つ目は、会員企業が稼ぐ力をつけていただく為、変化に適したサービスや有益な情報の提供などチャンスメーカーとなれるよう取り組む事。二つ目に、ビルメンテナンス業界で働く全ての人々(エッセンシャルワーカー)が、誇りを持って仕事が出来る環境を作って行く事。三つ目に、会員の増強であります。現在会員数(正会員、賛助会員合わせ)は、268社です。5年前は277社でありましたので、9社減となっています。この間、新型コロナ感染パニックもありましたので、仕方ない部分もありますが、今後2年間で新規会員企業を10社の確保する事、であります。微力ではありますが、目標が達成出来ます様、今後とも皆様方のご支援、ご協力、そして新会員のご紹介をこれまで以上にお願い致します。

本年度の協会活動の重要な取り組みは、1.業界の技術研修・資格取得支援 2.安全対策と環境への配慮を考慮した新技術の導入 3.会員間のネットワーク強化と情報共有の促進 4.業界のリーダーとしての社会的責任を果たすための啓発活動 であります。これらの取り組みを通じて、協会活動の幅を広げ、業界全体の発展に寄与して参りたいと考えています。

また、本年は既に大阪・関西万博が開催されており、10月13日の閉幕までの期間、無事に業務(清掃・設備)が遂行出来るよう全面的に支援して参ります。そして、協会として、今回の貴重な経験を後世に残すために、記念誌を発刊する予定ですので、関係各位の取材の際は、是非、ご協力をよろしくお願い致します。

結びになりますが、「佐々木会長、お疲れ様でした。5期10年の長きに亘る多くのご功績に対し、感謝と敬意の意を表しますと共に、会員企業様のご発展と皆様のご健勝、ご多幸を心よりお祈り申し上げ、ご挨拶に代えさせて頂きます。今後ともご指導、ご鞭撻のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。

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