令和元年、 新たに始まる大阪協会
今年はいつもと違う不順な天候で令和元年が始まったように思います。
関西では雨が少なく、「梅雨明け」が例年より遅くなり、8月に入ってから急激に猛暑が始まり、体調が順応しなくて、「熱中症」に多くの人が発症し、死亡の報告を聞き及んでいます。天候異変により、日本では8月、3つの台風の同時発生があり、世界では大豪雨による甚大な被害発生と北極圏のグリーンランドでは永久的な氷が解け、海水濃度に変化が生じたなどのニュースが報じられています。
このような情勢の中、一般社団法人大阪ビルメンテナンス協会は令和の年と共に粛々と進んでいきたいと思います。
大阪ビルメンテナンス協会は令和元年5月に通常総会が開催され、本総会に於きまして会長に再任されました。私は今期で、3期6年目に入ります。会員皆様と協会役員皆様のご協力をもちまして4年間、無事に協会運営ができましたこと心より感謝申し上げます。新たな気持ちで、役員一同、協会のさらなる躍進に努めて参ります。会員皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
大阪協会は平成最後の4月末に事務局移転をいたしました。移転は「前ビルの耐震性や賃貸経費、そして事務室の機能、会議や訓練、検定の利便性」などを考えて決断しました。私は移転に関して安易に考えており、移転先決定までに半年も要するとは思いませんでした。事務局の皆様ご苦労様でした。
新しい事務所は大阪市西区江戸堀、(江戸堀フコク生命ビル)10階事務局、8階大会議室(検定、訓練会場)となっており、会員企業様への貸し出し(大会議室、120名)を行っております。
会員皆様に活用していただける協会事務局にしていきたいと思いますので是非ともお立ち寄りくださいますようお願い申し上げます。
大阪協会の基本姿勢は「会員ファースト」であり、「会員の為に」・「会員と共に」を念頭におき本年度も新しい活動を考え、委員会、部会の運営を行ってまいります。
前期においては、
1.広報事業「ホームページ・リニューアル」を実施し、会員皆様や一般の方々が見易くて使い易いように出来上ったと思います。色々な情報を掲載していきますので多くの人々のご利用とご意見をお願い申し上げます。
2.研修事業では労務委員会において「マナー研修、BCP研修」を実施致しました。マナー研修では受講者数も定着し、会員企業に少しずつ成果が表れているのではないでしょうか。今期もこの2つの研修を継続して行きますのでご参加お願い致します。
3.人材育成事業は「青年委員会の設立」で業界発展のために人材育成を挙げました。「青年部の西日本大会・全国大会参加」で交流を深め、協会発展、自身の成長に少々役立ったと思います。
4.ビルクリーニング部会では2年1回・DVD作成しています。「ピカタンと学ぼう・新任現場責任者の心得」が4月に完成いたしました。文章ではよく書かれている内容ですが、映像化されたことで大変理解しやすくなっています。教育研修のツールとしいただければと思います。
今期の研修事業においては環境衛生委員会「HACCP」(ハサップ)を取り上げ、「食品衛生法の一部改正について」「食品等事業者に衛生管理の取組み」などの研修会を行いたいと思います。食品店舗、工場などの清掃管理では必要な講習会と思いますのでよろしくお願いいたします。
人材育成事業は青年委員会が取組みを考えています「外国人研修」(外国人実習生制度と在留資格・特定技能1号)外国人雇用する企業が徐々に増加してきています。外国人との対応方法などを習得し、情報提供していきます。
そして、移転問題に取組んでいただきました「特別委員会」を今年も立ち上げたく思います。テーマは2020年開催「大阪万博・舞洲への対応」です。過去には「大阪万博・千里」、「国際花と緑の博覧会・鶴見」など大阪協会が清掃管理を受注しました。
大阪協会は今回も使命感をもって受注しなければならないと思っております。
大阪府、大阪市への対応、企画提案書の作成、見積書と作業手順書の作成など特別委員会とワーキンググループを立上げ、資料作成をしていかなければならないと思っております。委員の募集には是非ともご協力をお願いいたします。
今期の協会運営に関しましては「会員増強」は長年の継続テーマであります。
「大阪協会の魅力」を創造していくことが入会に繋がっていくと思っております。新鮮そしてタイムリーな情報提供を常に心掛けている大阪協会にしていきたいと思います。
最後に経費面においては移転のメリットが生かされているかを検証し、また合理的運用について検討していきます。
新しい年号に変わり、一般社団法人大阪ビルメンテナンス協会も良い方向に変革し、更なる発展に努めてまいります。今後ともご支援をよろしくお願い申し上げます。
OBMこみゅにけ~しょんず94号より転載